表表紙/裏表紙
見返し/---
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かなこ☆に おくる
せかいで たった いっさつの えほん かなこのだいすきな ちきゅうに
かんしゃをこめて ありがとう!
2018年6月14日
ちきゅうのなかまより
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田口 可奈子ちゃんの すむ ほしが
いつまでも うつくしく ありますように
ち きゅう
地球は
ごちそう
村 ひさき 作・絵
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わたしたちの すんでいる ちきゅうには
ごちそうが たくさん。
かなこ☆の くらしている
ここ にっぽんにも、
みんなの まわりにも、
たくさんの どうぶつの うえにも、
そらを とぶ とりたちにも、
つちの なかの むしたちにも。
きたにも みなみにも、
ひがしから ずうっと にしにも。
ちきゅうは ごちそう そのもの。
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ちきゅうの ごちそう、
それは たいようの あふれる ひかり。
ひかりの つぶ かがやきながら かなこ☆に まいおりて、
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かなこ☆
きらきらつぶつぶ たっぷり たべて
からだの なかから げんき こぼれる。
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もっと ちきゅうの ごちそう、
それは うみ。
うみの ゆらゆら おと リズム、
あおさ ひろさ どーんと おおきさ。
かなこ☆ みんな のみほして
きもち ぴかぴかに なっていく。
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まだ ちきゅうの ごちそう、
それは だいち。
ふっくら つちの あたたかさ。
びっしり つづく たくましさ。
ずしんと ふかく あつみが あって。
かなこ☆ じっくり あじわうと
つよい ちから あふれだす。
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つぎの ごちそう、
それは くもと あめ。
つめたい みずの うるおいが
からだじゅうに ひろがって、
ふわふわ くもが
むね いっぱいを くすぐると、
かなこ☆ つやつや すきとおって ゆく。
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まだまだ ごちそう、
それは き き き。
みどり きみどり ふかい あお、
まるい さんかく とげとげ ぎざぎざ。
かなこ☆ ぱりぱり ほおばると
みどりの かおりで みたされる。
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さらに ごちそう、
それは いしと きのみと はな はな はな。
じかんを かけて つくられた
まるい かたち、ふしぎな かさなり、うつくしい いろ。
かなこ☆ つい てに とって
さわった かんじ しりたくなるね。
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うれしいね、たくさんの ごちそう。
すごいね、ちきゅう。
でも・・
こんなに いっぱい ごちそうに なって、
かなこ☆も
おともだちも、
ちきゅうの みんなが たべて たべて、
ちきゅうは
なくならないかな?
いたくないかな?
ないてないかな?
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ひとりひとりが、
かなこ☆も
みんなも、
ちきゅうを たいせつに する きもちを
わすれなければ いいのかな?
ごちそうに なった うれしさを
ありがとうの ことばと たいどで
つたえたら どうだろう?
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いま 9さいの かなこ☆が
ちきゅうに やさしい ことを かんがえたら、
きっと ちきゅうは わらって くれる。
おともだちや、
みんなの たくさんの おもいが あつまったら、
きっと ちきゅうは げんきで いられる。
かなこ☆も
おともだちも、
みんなが ちきゅうの いろいろを
むだに しなければ、
きっと
ちきゅうは かがやきながら うちゅうに うかぶ。
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さあ
だから、
つづきの ごちそう、
ちきゅうの デザートを どうぞ。
ちきゅうの デザート、
それは にじと ゆきと かみなり。
ゴロゴロ びっくり。
つめたさ さっぱり。
きれいに うっとり。で、
かなこ☆ にじいろに そまって ゆく。
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つづきの デザート、
それは つきと ほし。
よぞらに ながれる ほしぼしの メロディー。
ほわんと あかるい つきの しきしゃ。
かなこ☆ しずかな ひびきに みみ すます。
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さて
ちきゅうの のみもの、
かわと たきは いかが。
ながれが つづく ここちよさ。
おとの はしる きもちよさ。
かなこ☆ くくっと のみながら
やさしさ すうっと かんじてる。
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さいごの ごちそう、
それは おおきな おおきな ごちそう、
くうき。
めには みえないけれど
かならず そこで みたして くれる。
ひろく おおきく ふかく
ずっと ずっと ずっと。
かなこ☆
ひろく おおきく ふかく
すいこんで
おいしい おいしいと しあわせに なる。
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たくさんの ちきゅうの ごちそう。
かなこ☆も
みんなも、
わたしたちは かんしゃを こめて、
いただきます。
ありがとう。
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